「あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。」 日野 瑛太郎

ビジネス・経済


こんにちは「れびゅー」です。

「あ、やりがいとかいらないんで」の言葉が表紙に踊っていて、興味を引かれたので読んでみました。で、いきなりどう思ったか述べてしまうと「共感シンクロ率100%」ですw

本書では現代日本における「労働環境あるある」がほぼ全て網羅されています。ちょろちょろっと読んだだけでも、みなさんも実際に喰らった事のある例が書いてあると思います。僕もご他聞にもれず本書に書かれている事を結構喰らって生きてきました。

著者さんは、「やりがいの搾取」という表現を使っていてなるほど上手い事言うなぁと思ったのですが、みなさんにとって「やりがい」ってどんな感じでしょう?

僕は以前向かいに住むご年配の車のタイヤを好意で交換してあげた事があるんですが(ホイールからバーストしたタイヤを外し、新品タイヤをホイールに嵌めて車に装着するとこまで4本分全部)たまたま製造年月日の新しい新鮮なタイヤが手に入り、タイヤチェンジャの有るところを借りて作業をし、実走チェックをしてお向かいさんに引き渡したんです。

もちろんご近所の好意って事で実費だけ頂くつもりだったのですが、「製造したての良いタイヤを付けてくれた」という事で実費とは別に破格の報酬を頂いたんです。この、「お向かいさんがものすごく喜んでる」に「破格の報酬を貰った」という状況がプラスされて「いやーやった甲斐があったなぁ」ニンマリ。



お向かいさんから「ありがとう助かったよ」だけだったならまぁ、休み潰したけど喜んでくれたし良かった良かったでおしまいだったでしょう。ですが「破格の報酬」がプラスされた事によって「うお、やった甲斐あったなぁ」となったわけです。

「やりがい、やった甲斐」って報酬、つまりお金に対して発生しません?って事が言いたいんですが、本書の著者さんの言う「やりがい搾取」は「人としての成長」とか「達成感」とか、金銭以外の抽象的なモノにすり替えちゃう会社ばっかりだ!と言っているんです。もうものすごく共感。

他にもいろんなブラックあるあるが本書には出てきます。有休(有給、年休など人によって呼び方変わるかも)の事だったり、新卒就活環境の事だったり、中でも面白かったのが「社蓄の類型化」とも言うべき社蓄分類とその思考分類。

ちなみに、僕は過去「ハチ公型とゾンビ型社蓄のハイブリッド」だった自覚がありますw以前ご紹介した「コンビニで仕事が出来る~」のレビューの中でも「指導する立場だったら当たり前の事」って言っちゃってますしねw娯楽産業に従事してた時が一番強かったかなその傾向が。

ところでみなさん、以前僕がレビューの中で口にした「四六時中システムの世の中」これ、近い将来何か大きなブレイクスルーというかとにかく何か大きな変革が起きて、実現する気がしませんか?いやね、なんーにも根拠は無いんですけど歴史は繰り返すっていいますし、今から近い将来がその繰り返しにあたる部分になるんじゃあないかと強く思うんですよねぇ。

そういえば著者さんの言いたい事って「アドラー心理学」でも出てきた「他人の人生を生きるな」って事にも通じる部分あるなぁ。

なんだかとりとめ無くってきたのでこの辺で。本書は重く読むのではなくあるあるを楽しむ感じで読んでみて下さいな。




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Posted by れびゅー