「家康、江戸を建てる」 門井慶喜 (著)

読んだ本の感想


こんにちは「れびゅー」です。

Audible利用当初は活字で読む楽しみが~とか言ってたくせに気付けば最近は聴いてばっかりの駄目なわたくしでございます。ラン&ウォークの時調子いいんですもん。ランとウォーク併せて大体1時間位なので、その間聴いてる感じですね。

で、今回手に取りました本書ですが前回日本神話で日本の国産みの物語を読んだせいか「お、徳川300年かーよく知らないし読んでみるかー」って事で読み(聴き)始めました。

「お前は、わー面白い!か、うーん詰まんない」しか言えないのか!とお叱りを受けそうですが、面白かったです!とっても。

ながらで聴いてるのでメモとかラインマーカーとか出来ないので、どうしても強く印象に残った部分しか述べられないのですが、まず印象に残ったのが「家康公が小判の開発を命じるくだり」

当時大判は流通貨幣というよりも、褒章で与えられ、使わずしまっとくモノという側面が強かったそうです。そこで家康公はより実態経済や市場流通に即した小判の開発を命じ、「西が牛耳っていた経済の力を我が物に」というお話を聴いている時に思ったのは、「うわー頭いいなぁ」。

宝飾品としての側面が強く金の含有純度もそれほど高く無い大判を、貨幣鋳造に長けた者を召し抱えて精度純度の高い小判を製造させ、大判を駆逐する事で経済権力を握るというスケールの大きさ。



次に印象に残っているのは、んー、確か江戸の飲み水(上水)の整備の事だったかな?家康は「大久保藤五郎」という、負傷から歩行の不自由になった家臣にいわゆる水道インフラの整備を命じます。

当たり前っちゃー当たり前ですが人が暮らして行くにはキレイな飲み水は不可欠で、「街発展させるんだから水でしょー」っていう家康公はさすがだな~と思いました。井の頭公園の井の頭池の水が、家康がうなる程の美味しい湧水池だったなんて初めて知りました。

こういうのって歴史とかで習ってるのかなー?習ってるハズですよね?でも全然初耳な気がする事ばかりでお恥ずかしいですが、全く覚えてないしなー。

本書には他にも「そうだったんだ!」ってお話が盛りだくさんで、読んでて(聴いてて)ほんとに飽きませんでした。現代の東京の元となる「江戸」がどうやって出来ていって、どんな人達がどんな事業を手掛けて死んでいったのかよく知る事ができます。

本書の語り手である「東 正美」さんの声と語り口もすごく良く、歴史に興味の無い方でも面白く読める(聴ける)と思いますので、是非手に取ってみてくだいさい。


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Posted by れびゅー